ラジオ送信所アンテナ見学(NHK東京594KHz/TBSラジオ954KHz)

2026/07/16(木)、埼玉県久喜市にあるNHKの中波(AM)ラジオ送信所、そして同じく埼玉県戸田市にあるTBSラジオの送信所を見学して来た。



  北千住駅~久喜駅(東武伊勢崎線)
朝8:45頃、JR金町駅から常磐線各停に乗車し北千住駅で東武伊勢崎線に乗り換え。
北千住駅 9:16発の東武スカイツリーライン(久喜行)で埼玉県久喜駅まで。
※久喜駅にはJR線(宇都宮線)も通っているが、今回往路は東武鉄道を利用

    久喜駅改札(東武側)
10:13に東武久喜駅に到着し改札を出たところ

    久喜駅改札(JR側)
東武久喜駅改札の約5m横に隣接しているJR久喜駅改札

久喜駅ロータリーに有る、駅周辺の案内図

久喜駅前でNHKラジオ594KHz(300Kw)の受信感度をチェック

NHKの菖蒲久喜ラジオ送信所は、久喜駅前から西に直線で約4.5Km離れており、
ここの駅前は超強電界エリアの為、電界強度が強すぎて、既に87dBμV/mも有った。
※ちなみにNHK菖蒲久喜送信所から直線で約40Km離れた葛飾区は、中電界エリアでNHKラジオ(594KHz)の受信感度は50~60dBμV/mなので、葛飾区で受信している電波の強さよりも約31.6倍近く強い電波でした。

(~計算説明~)
dB(デシベル)は「対数」で表現されている為、「80dB」と「50dB」の差は「30dB」となります。30dBは→(10dB+10dB+10dB)でこの差とは、10倍×10倍×10倍=1000倍の差となりますが、電波の強さは「電圧」で表す為、1000倍をルートした(√1000 = 31.6227)値となり、今回はこのNHK送信所周辺の電波の強さは約40Km離れた葛飾区の約31.6倍強い電波となりました。

また、別の計算式で表した場合は、
久喜市→80dBμV/m、葛飾区→50dBμV/mとした場合、その差は30dBμV/m。
計算式は「30dB=20log10(E)」となるので、倍率(E)を求める為に式を変形すると、E=10^(30/20) → E=10^(1.5) → E=10の1.5乗 → E=31.622倍 となります。

従いまして、電圧30dBの倍率は、「√1000」または、「10の1.5乗」のどちらかで求められます。

  駅前ロータリーから見た久喜駅
※向こうに見える高架橋は、東北新幹線。

久喜駅からNHK菖蒲久喜ラジオ送信所のルート

NHK菖蒲久喜ラジオ送信所のすぐそばに大手企業の工場や物流センターが有り、この辺りを「清久(きよく)工業団地」と呼ばれています。

ここNHK菖蒲久喜ラジオ送信所に一番近いバス停が大和観光バスの「清久公園前」になります。

 NHK菖蒲久喜ラジオ送信所の周辺図
(グーグルマップより)

グーグルマップから見るNHK菖蒲久喜ラジオ送信所

※アンテナが2本有る。
右下が、549KHz/300KW (NHK東京第一放送) 地上高245m
左上が、693KHz/500KW (NHK東京第二放送) 地上高215m

(~アンテナの長さ(高さ)の求め方~)
公式→「電波(光)の速度=周波数(f)×波長(λ)」
※電波の速度→秒速30万Km
※周波数→1秒間に振動する波の回数
※1波長→波1個分の長さ
※アンテナの長さ→電気特性により1波長の1/2または1/4が採用される

NHK東京第一放送(594KHz)の場合、1波長が約505mの長さとなります。
速度 300,000,000(m/s)÷周波数 594,000(Hz) → 300÷0.594 = 1波長 505m

NHK久喜送信所では、「1/2波長垂直アンテナ」を採用している為、アンテナの高さは、505mの半分の252mとなりますが実際はこれより7m低い、245mの高さとなっております。
この7m短い分は、アンテナの先端にある「容量環(ようりょうかん)」と呼ばれる装置を付けることで、ここに溜まる電波の電気により見かけ上252mのアンテナとして動作します。
これにより、長さ7m分の鉄塔の建設費コストダウン。および、電波を水平方向に遠くまで飛ばす役目を担っています。




     2本の赤白の鉄塔
手前が、ラジオ第一(594KHz/300Kw)アンテナ(距離:約400m)
奥側が、ラジオ第二(693KHz/500Kw)アンテナ(距離:約750m)

     2本の赤白の鉄塔
手前が、ラジオ第一(594KHz/300Kw)アンテナ(距離:約300m)
奥側が、ラジオ第二(693KHz/500Kw)アンテナ(距離:約650m)

ラジオ第一(594KHz/300Kw)アンテナ(距離:約200m)
※横に有るのは、送信所局舎

ラジオ第二(693KHz/500Kw)アンテナ(距離:約200m)

 ラジオ第一送信所局舎入り口前
ラジオ第一(594KHz/300Kw)アンテナ(距離:約220m)

 ラジオ第二送信所局舎入り口前
ラジオ第二(693KHz/500Kw)アンテナ(距離:約170m)

※2026年3月31日をもって、全国のNHK第二放送が終了した為、
ここNHK菖蒲久喜ラジオ送信所の「693KHz/500KW (NHK東京第二放送)」の放送も終了して現在、電波は出しておりません。
※500Kwの電波を間近で浴びてみたかった。


~TBSラジオ送信所へ移動~
念願だった久喜市にあるNHKラジオ送信所も見学が出来、まだ日没までに時間があるので、こちらも前から見たかった埼玉県戸田市にあるTBSラジオ送信所へ行くことにした。

  戸田公園駅までの電車ルート
※JR久喜駅 → JR大宮駅 → JR戸田公園駅

   JR久喜駅ホーム(宇都宮線)
※宇都宮線の正式路線名は、東北本線

JR久喜駅 13:37発 上野東京ライン(熱海)行の乗車待ち
久喜駅 13:37 
↓↓↓(宇都宮線) 上野東京ライン(熱海)行
大宮駅 13:59
(乗換)
大宮駅 14:09
↓↓↓(埼京線) 快速 新木場行
戸田公園駅 14:25


     戸田公園駅 西口

戸田公園駅~TBSラジオ送信所までのルート
距離が約2Kmあったが、猛暑だったのでバスで最寄りのバス停まで移動。
※戸田公園駅西口 → (国際興業バス) → 氷川町3丁目 → 徒歩 → TBSラジオ送信所


路地から見えるTBSラジオアンテナ
降りたバス停から50mくらい西に歩くと、路地脇から約280m先にTBSラジオ送信所のアンテナが見えてくるのでアンテナに向かって一直線!

TBSラジオ(954KHz)は、100Kwの送信出力があり、
すでに電界強度が93dBμV/mあった。


   TBSラジオ送信所正面ゲート
こちらのアンテナの高さは、地上高約150mあり、先のNHK久喜送信所と同じ「1/2波長垂直アンテナ」を採用しているので、高さ計算してみると「300÷0.954÷2 → 157」となり、こちらも容量環が付いたアンテナの為、ほぼ計算と合致した高さでした。


予備アンテナ(高さ57m、出力1Kw)
こちらは、1/4波長垂直アンテナで、メインアンテナの故障や点検の際に使用されるみたいです。

向こうが、メインアンテナで、手前が予備アンテナ
※ここの左側には、戸田ボートレース場がある。

以上で、NHK久喜送信所と、TBSラジオ戸田送信所の見学は終了です。

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